2019.10.09
# プライシング

ランナーの過半数は年収600万円以上!過熱するランニング市場の実態

ビジネスチャンスがここにある
小川 孔輔 プロフィール

ランナーは経済的に余裕がある

一般財団法人アールビーズスポーツ財団が実施した「2018年度ランナー世論調査」によると、次のグラフに示したように、ランナーの50%以上は年収600万円以上という結果でした(日本の総世帯のうち年収600万以上の世帯は約35%)。

出所:一般財団法人アールビーズスポーツ財団「2018年度ランナー世論調査」
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都心に通勤していて、かつ健康に気を配ってランニングをするような層は、収入に比較的余裕がある人が多いということでしょう。

ランステの経営面は、どうなっているのでしょうか?

ランステは、「ファンラン」と呼ばれるミニマラソン大会をよく主催しています。参加料は大会によって異なりますが、1人3500円前後です。仮に400人が参加したら、140万円の売上になります。

さらに、参加者は着替えのためにランステを利用するので、その利用料も入ります。通常の利用に加えて、このファンランの売上もランステの経営を支えているのです。

 

ランナーを対象としたビジネスはランステだけではありません。航空会社(日本航空:JAL)や観光業者(JTB)などもランニング市場に参入しています。

有名なのがホノルルマラソンです。1973年、オアフ島の公認マラソンとして誕生した伝統の大会で、毎年12月の第二週の日曜日に開催されています。2019年の大会で47回目の開催になります。

1985年より、ホノルルにホテルを持つ日本航空がスポンサーになって、「JALホノルルマラソン」として特別協賛しています。

日本航空がホノルルマラソンのスポンサーになったのは、冬場の閑散期に、自社のホテルと航空便の稼働率を上げるためです。海外でイベントを開けば、参加者に自社の航空機とホテルを利用してもらうツアーを組むことができるようになるというわけです。

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