2019.10.09
# プライシング

ランナーの過半数は年収600万円以上!過熱するランニング市場の実態

ビジネスチャンスがここにある
小川 孔輔 プロフィール

銭湯よりも高い「ランステ」

そのための有料スペースが皇居の周りに続々とつくられています。

Photo by iStock

かつては、ほとんどのランナーが都内の銭湯を利用していました。まだ、東京の下町(両国や浅草など)を中心に、都内にもランナーが利用できる銭湯は残ってはいますが、施設が古くなったり、次々に廃業したりしているので、ランナーが快適に利用できる銭湯は多くはありません。

また、生き残っている数少ない銭湯では、汗まみれのランナーを嫌がる地元客からのクレームが頻発しました。私も、皇居に近い千代田区の銭湯で、地元客とランナーがシューズの置き方を理由に険悪になった場面を目撃したことがあります。

そのような流れを受けて、銭湯に行きづらくなったランナーのニーズに応えるランステが流行るようになったわけです。

 

肝心のランステの料金ですが、たとえば、東京メトロ東西線竹橋駅から直結していて便利な立地の「Run Pit」の場合、男女別のロッカーやシャワールーム、女性用のパウダールーム、ランニングウェアのレンタル(有料)など、充実した設備やサービスが用意されており、初回の新規登録料400円、利用1回ごとに900円、30分間までのシャワー利用のみの場合(レンタルバスタオル付き)は1回600円という価格設定です。

一方、東京都の銭湯の入浴料金は、大人(12歳以上)1回460円です。ランステのほうが高くつきますが、ランステの盛況ぶりを見る限り、ランナーにとってはそれほど痛くない価格のようです。つまり、値ごろ感のある価格といえます。

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