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がん外科医が教える、年齢別「注意したほうがいいがんの種類」リスト

がんごとに「かかりやすい世代」がある
中山 祐次郎 プロフィール

自分の年齢に多いがんは?

次に、「(2)がん死亡」を見てみましょう。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より引用
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二つの表を比べると、いくつか順位が入れ替わっているものがあります。たとえば男性の肺がんは死亡数の一位ですが、罹患数は二位です。これは、肺がんは比較的タチが悪いことを示しています。

また、女性の乳がんは罹患数が一位ですが、死亡数になると五位になります。これはつまり、「かかる人は多いが、それで命が奪われる人はかかる人の数ほど多くない」ということを意味します。

そして次に、年齢別の死亡数を見てみましょう。

出典:国立がんセンターがん対策情報センター「がん登録・統計」
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これは、男性と女性で各世代別にどんながんで亡くなることが多いかを示しています。ぜひご自身の年齢のところを見てください。世代ごとに微妙に違っているのがわかると思います。

たとえば男性は40歳代くらいの若いうちは肺がんは少なく、その他のがんが多いのですが、年齢が上がるに連れ肺がんの割合が増えてきます。胃がんはずっとほぼ一定です。

一方で女性はもっとも目立つのが40歳代の乳がんと子宮がんですが、これは年齢が上がるに連れどんどん減ってきます。代わりに増えるのが、胃がんや大腸がん、膵がんです。

年齢別にどのようながんにかかりやすく、どのようながんで亡くなる方が多いか、統計から見えてくることがあるのです。