# GAFA

もう特別扱いはありえない GAFAの栄華は終わることになる

個人情報は個人自身のものだ
大原 浩 プロフィール

個人を監視するビッグファーザーは打倒されるか?

筆者が最も恐れる独占の弊害が、「情報が集中する管理社会」である。すでに述べた「未来世紀ブラジル」は、1985年の映画だが、今観ても新鮮というよりも、まさに目の前にやってきている危機を描いている。

かつてドイツを統治したファシスト、アドルフ・ヒットラーが武力で政権を掌握したのではないことには十分注意したい。

1933年の選挙の結果、ナチス(ドイツ国家社会主義労働者党)が連立政権を樹立し、政権を把握したのだ。当時のドイツ国民が、現在語られているような「ヒットラーのナチス・ドイツ」の誕生を望んでいたとは思えない。しかし、ドイツ国民が投じた票がナチス政権を誕生させたのは否定できない事実である。

 

同じように、GAFAの独占を大きく助けているのが、料金の代わりに提供しているネットユーザーの個人情報である。「どうせ私の個人情報など大したことないし……」という話をよく聞く。しかし、1票だけでは大きな影響を与えない票が集まって、ナチス・ドイツを誕生させた。

同じように、1人分では大きな力を持たない個人情報が多数集まることによって、GAFA、さらには政府に巨大な力を与えるのである。

共産主義中国での個人情報収集の精度には恐怖を感じる。自由主義陣営の国々を、そのような「管理社会」にしてはならない。

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