不妊手術のデメリットはほとんどない

近年では地震や台風などによる自然災害も多く、いつ避難所に避難しなければならない事態になるか分からない。その時に未避妊、未去勢のペットを連れて避難所に行くのはより注意が必要になる。
また最悪の場合、やむなく犬猫を野良化させてしまうこともあるかもしれないが、その際も不妊手術をしていないと、どんどん数が増えてしまう。

ここまでの事態にならないまでも、気をつけて完全室内飼いで猫を飼っていたのに、うっかり逃してしまい、帰ってきたら妊娠していた、という話も聞く。
犬の場合はドッグラン内でのトラブルにも十分気を付ける必要がある。

ちなみに、犬猫ともに、不妊手術を行うデメリットとして、麻酔のリスクはもちろん、太りやすくなることが挙げられる。代謝が落ちるため、それまでと同じ量のフードを与えていると確実に太っていくので、注意が必要だ。

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余談だが、我が家には2匹の猫がおり、そのうち1匹は幼い頃に大病を患った関係で、いまだに避妊手術をしていない。
発情が来るたびに、普段は近寄らない去勢済みのオス犬にすり寄って行き、部屋のそこかしこにマーキングをし、体力を消耗するのか、もともと細身の体がさらに痩せてしまう。
猫にとって発情は、種を残すための命がけの行為なのだろうと、その姿を見るたびに思う。

ちなみにその猫は、病気のせいで乳頭を全て摘出しており、たとえ子どもを産んだとしても自分で授乳して育てることはできない。
どうするのが正解なのかは、本人の意見を聞くことができないのでわからないが、少なくとも私は発情する姿を見ているとかわいそうに思えてならない。もう体力も十分に回復したので、近く避妊手術を行う予定だ。

片川さんが飼っている猫「がんも」。発情中の写真。病気で避妊手術ができないでいた 写真提供/片川優子