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プログラミング思考の原点「離散数学」が面白いほどよく分かる!

イラストで学べる解説書が登場

いきなりクイズです!

いまここに四台のコンピュータがあり、それぞれをケーブルで繋ぎたいとします。でもケーブルが交差すると絡まってしまうので、なるべく交差しないように繋ぎたいと思います。できるでしょうか?

……少し考えると、次のようにすれば可能であることがわかります。

では、コンピュータが五台になったらどうでしょう? 少し考えてみても、いい方法は浮かびません。実は五台では、このような繋ぎ方は不可能であることが知られています。

でも、どうやってそれを証明したらいいでしょうか?「自分が思いつかなかった」というだけでは、証明になりません。「気合が足りないから思いつかないんだ」なんて言われないために、誰がどうやっても絶対に不可能であることを証明しなくてはいけません。どうしたら証明できるでしょうか?

このような問題に答えてくれるのが、「離散数学」と呼ばれる数学の分野です。離散数学は20世紀になってから急速に発展した分野であり、私達の生活を支える重要な分野でもあります。

それもそのはず、離散数学の恩恵を一番受けているのは、コンピュータなのです。ケーブルの繋ぎ方の話ではありませんよ? コンピュータは0と1だけを使って計算を行っているのですが、このような「とびとび」の値だけを使う計算こそが、離散数学の守備範囲なのです。

さてこの記事では、そんな離散数学の入り口を解説する書籍『イラストで学ぶ離散数学』(著・伊藤大雄)を紹介いたします。