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日本経済が停滞したのは、「無気力人間」が急増しているからだった

出世意欲ナシ、自己研鑽もしない

周囲の効率も下げる「無気力人間」

あなたの周囲に「やる気のない人たち」はいるだろうか。そう、いつもため息ばかりついていて、「あーぁ、なんでこんな仕事やらなくちゃいけないんだよ……」と愚痴ばかりこぼしている。そんな無気力な人間たちのことだ。

 

そんな人間ならいくらでもいる、と思ったら、あなた自身も注意が必要だ。なぜなら、愚痴とため息ばかりのやる気のない人たち=「無気力人間」は、その人みずからの人生をダメにするばかりでなく、その周囲の人たちからも意欲を奪い、無気力化させ、毒を吐きまくることで、メンタルヘルスを悪化させるからだ。

無気力人間たちの吐く見えない毒ガスの影響は、あなた自身にも悪影響を与えずにはいられない。無気力人間は、自分自身をダメにするばかりか、周囲の人間もダメにし、そこで巻かれたネガティブな毒ガスの影響で、さらに無気力人間が増産されていく。無気力人間を作り出すのは、周囲の無気力さに他ならない――そんな無気力の悪循環がここ最近になって、あらためて注目されている。

直近のベストセラー本『Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』(クリスティーン・ポラス・著、夏目 大・翻訳)では、こうした無気力人間のことを「無礼な人」という表現を使って、こう指摘する。

無礼な職場では、半分の人がわざと手を抜く。
無礼な人は同僚の健康を害する。
無礼さは顧客の体験を壊す。
無礼な人はまわりを攻撃的にする。

ここで言う「無礼な人」とは、単に礼儀をわきまえない人、という意味ではない。いつも不機嫌そうにしていて、人をちっともリスペクトせずに、見下し、悪口ばかり言っている。人の話にきちんと耳を傾けようとしない。そんな「害をまき散らしている人」のことである。