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増税前のまとめ買いはソン? 「スキンケア」費用は10分の1にできる!

再生医療のスペシャリストが解説
落合 博子 プロフィール

実際、肌が健康であれば、肌本来の自己再生力がしっかり働きますから、角質を適切に保護するだけで健やかな肌が維持できます。

わたしたちはよく、「肌にうるおいがある」と表現しますが、このうるおいがどこで保たれているのかといえば、肌表面の角質層

ですから角質層で水分が適度に保たれていれば、肌はうるおっているということになるわけです。

角質層はもともと、水分や油分を適切に保つ機能を持っていますから、角質層の本来の機能を妨げないでいれば、肌はつねにうるおいを維持できます。

角質層の表面はもともと、肌がつくる天然のクリームともいえる皮脂で保護されています。

常在菌である表皮ブドウ球菌は、保湿力のあるグリセリンに似た成分をつくることで肌の水分をしっかり守ると同時に、抗菌ペプチドをつくって悪玉菌の増加も防いでいます。

このような作用のおかげで、肌は日々のトラブルをまぬがれて、健康を維持できているわけです。

補うべきは皮脂に近い成分のほうが自然です。角質の細胞間隙は、セラミド、コレステロール、脂肪酸という脂溶性物質から構成されています。

ですから水溶性のものよりも、脂溶性のもののほうが浸透しやすいということもあります。

化粧水よりも油分が入ったクリームや美容液、オイルのほうが肌に馴染むのはそのためです。

肌が本来あるべき状態にしてあげるだけで、肌は負担なく健康な状態を維持することができるようになるのです。

 

家計に優しいシンプルスキンケア

キメのととのったきれいな肌の人ほど、ほとんどスキンケアをしていないということが、わりとあります。

その人の肌が、ほかの人よりも強いからでしょうか?

もちろん、そんなことはありません。「肌の機能が正常に働いているから」です。あまり手を加えていないから、肌本来の機能に乱れがなく自然なのです。

もともとは、どんな人の肌にも水分と油分が適切に備わっていて、それを保持する機能があります。

表皮細胞は表皮深部の基底層でつくられますが、本来はおよそ 28 〜 40 日経つと自然に垢となって肌の表面から剝がれ、それを繰り返しながら細胞の生まれ変わりがスムーズにおこなわれます。

しかし過剰に洗いすぎたり、数種類の化粧品による過剰なケアは、この正常なサイクルを乱します。化粧品に含まれているさまざまな成分のせいで、肌が本来の働きを見失ってしまうからです。

本来は、皮膚を保護する膜を1枚、おぎなってあげるだけでいいのです。

よけいな成分ができるだけ入っていないワセリンやオイルなどを顔全体に薄く載せて、バリアをつくってあげるのも良い方法です。

つづけるうちに肌自体が内側から保湿する機能を取り戻し、自然にターンオーバーが促される健康な肌になっていくはずです。

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