大人気ドラクエウォーク、ポケモンGOを超える「可能性」と「限界」

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マネー現代編集部 プロフィール

「課金」か「無課金」か

前出・藤本氏が言う。

「私はドラクエの大ファンで、ポケモンGOもプレイし続けていますが、この勢いは長続きしないと思います。ドラクエウォークについてはさすがにこれだけの有名タイトルなので、配信開始直後にダウンロード数が大きく伸びるというのは想定範囲内。むしろゲームの『本当の実力』が試される正念場はここからです」

いまドラクエウォークについて一部ユーザーから懸念されているのが「ふくびき(ガチャ)問題」である。

〔photo〕iStock

「ドラクエウォークではゲーム内でふくびき(ガチャ)を引くことで、新しい武器や防具を獲得できる仕様が設定されています。そのふくびきは無課金でも引くことができますが、より早くゲームを進めたいユーザーが課金をしてふくびきを引くことも少なくない。

実際、いまはダウンロードしたばかりのユーザーが課金しているケースも多いと思われますが、武器や防具をこうしたガチャ方式で購入するというのは長続きしない可能性があります」(前出・藤本氏)

 

ドラクエウォークのすでに年間売上高は「200億円を超える」との見方も出ていることから、課金への懸念は杞憂かもしれない。それに、ドラクエウォークは無課金でも十分に楽しめるゲームなので、裾野の広さは十分期待できる。

一方で、「課金しなければ楽しめない」というイメージが広がってしまえば、ユーザー離れを起こしかねないという点が懸念されているわけだ。

「最大のポイントは、ここからいかに飽きさせずにゲームをアップデートできるかどうかでしょう。スマホゲーム業界は次々と新しいゲームが登場して、古いものから新しいものへと人気の移り変わりがとにかく早い。ポケモンGOがすごいのは、2016年から配信しているのにいまだに熱中しているユーザーがたくさんいること。ドラクエウォークも飽きさせない仕組み、さらにどんどん新しいユーザーを引き込むための仕掛けをどれだけ入れ込めるかが勝負になってくるでしょう」(前出・アナリスト)

前出・藤本氏も言う。

「いまは急騰している株価には注意が必要です。ドラクエウォークはアプリランキングで上位に入っていますが、このランキングから落ちるなど一服感が出てきたときは、一気に利益確定売りが殺到しかねない。特に期待感で上がっている側面の大きいコロプラの株価は、仮にそうなった場合のリスクが大きいので、よく注視しておくべきでしょう」