荒波ザッパーン!
海中温泉でひとっ風呂
午後1時を少しまわったころ、「時間があったらちょっと見てみたいところがあるんです……」と突然切り出した黒田さん。なんでも、海中から湧き出している温泉があり、一日に2回、潮が引く数時間だけ入れるのだという。
さっそく向かってみると、海の中に、岩の窪みのような“浴槽”が設けられている。「この時間だと、まだ海水のままかなあ」と、温泉へ続く石段を下ったところ、すでに先客が2人。よしいける!ということ で、いざ入浴。
少しして「とってもワイルドでした」と満足顔で戻ってきた黒田さん。
「目の前に海が広がっているのがなんとも不思議で。海水と一緒に流れ込んできた貝殻が足裏にあたるのもリアルでした。干潮と日暮れが重なる日はもっと気持ちがいいでしょうね」
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……続きは10月31日公開予定。お楽しみに!
PROFILE
黒田益朗 Masuo Kuroda
アートディレクター/グラフィックデザイナー。植物や庭にまつわる仕事も多く、ライフワークとして国内外の宿り木も日々調査中。宿り木とは他の樹木に着いて生育する半寄生の灌木のこと。
※屋久島へは鹿児島本港から、高速船またはフェリーでアクセス可能
●情報は、2019年9月現在のものです。
Photo:Norio Kidera Text:Masae Wako Edit:Chizuru Atsuta