2019.09.22
# 冷凍食品 # 食品

パン業界に革新!冷凍食品の新星「冷凍パン」はこんなに美味しい

本当の「焼きたて」の味
西川 剛史 プロフィール

前述の通り、これまで冷凍パンは、チェーンのパン屋さんやホテル・飲食店といった業務用として流通していました。それが国内にある地方のパン屋を中心に、家庭用の冷凍パンを販売が行われるようになったことで人気に火がついたようです。

元来、パン好きで知られる日本人ですから、パンに求める味のハードルは非常に高い。そんな中で、手軽に焼き立ての味を家庭でも楽しめる冷凍パンは、まさに消費者が求めるパンだと言えます。

本当の「焼きたて」は冷凍パンだけ

「焼きたて」というフレーズは、パン屋さんでも良く聞きます。しかし、そのほとんどはやっぱり焼き上げてから1、2時間は経っています。そういう意味では、目の前でオーブンで焼きあげ、食卓にあがる冷凍パンは、本当の「焼きたて」と言えるでしょう。

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冷凍パンの特徴としてまず挙げられるのが、「保存料不使用」という点です。スーパーなどでよく見る常温保存のパンは、日持ちがしないものなので、そのぶん保存料を使用しています。一方、冷凍パンは、マイナス18度以下という冷凍環境で保存されるため、微生物は活動できません。そのため、そもそも保存料を使用する必要がないのです。

味の観点からも、冷凍パンが普通のパンより優れている理由があります。常温保存のパンは時間経過と共ににデンプンの劣化現象が起こります。デンプンはパンの美味しさの基であり、これが失われることでボソボソとした食感になってしまいます。また、水分も蒸発してしまうので、パン自体が硬くなります。

こうした“パンの老化現象”を防ぐもっとも良い方法が冷凍保存なのです。冷凍パンはデンプンが劣化しにくく、なおかつ水分が蒸発しないため、長時間保存していても、しっとりとした瑞々しい美味しさが維持されるというわけです。

 

もちろんデメリットがまったくないというわけではありません。まず、パンという性質上、中に空気が詰まっているため、冷凍庫で保存すると意外にスペースを取ってしまうことがあります。一般的な冷蔵庫は冷凍庫のスペースがそこまで広く取られていないため、一度にたくさんの冷凍パンを保存しておくのは難しいかもしれません。

また現在のところ、冷凍パンは店頭販売ではなく、通販での販売が主流のため、送料などで通常のパンよりはちょっとお高めになる可能性もあります。中には、送料だけで1000円程度がかかってくる場合もあるので、もし日常的に食べようと思うなら、定期購入で送料の負担を少しでも減らすことがおすすめです。

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