ペイペイ、大規模キャンペーンでも「人気いまいち」な意外すぎる理由

スマホ決済の真実
鈴木 貴博 プロフィール

オーケーストアで「起きたこと」

そもそもオーケーストアは平常時の価格でもかなり価格が安いスーパーとして知られています。それがランチタイムの11時~14時ならばさらに安くなる。普通の人は10%オフ、ソフトバンク携帯かワイモバイル携帯の所有者なら20%オフと大きな差が出ます。

私の場合でいえば日ごろはなかなか手を出せないカルピスバターや、コストコでしか手を出さないジョンソンビルのソーセージ、A5黒毛和牛のロース肉(肩ロースではなくです)など、いつもなら買わない高級品をついついショッピングカートに入れてしまいます。計算してみると20%オフならそれらはすべて普段の生活予算で買うことができるわけです。

それで私は興奮しながら、この2ヶ月(このキャンペーンはオーケーストアの場合、7月、8月と名前を変えて同じサービスが行われていた)、週末になるとオーケーに出かけていたのです。

 

ところが私にとっては不思議な現象が目の前で繰り広げられます。

朝10時45分ぐらいに到着して1時間ほど買い物するのですが、なぜか到着した時間帯でもレジには長蛇の列ができているのです。数えてみたら30人以上の人がこの時間にレジに並んでいます。あと15分待ってペイペイ(PayPay)で決済すれば20%安くなるのに、気にしていない。つまり「同じ商品が20%安くならなくてもかまわない」という買い物をしているひとが非常にたくさんいるのです。

そして私が会計をする11時台でも変な現象が起きます。実はペイペイ(PayPay)のようなスマホ決済ができるレジは3箇所しかないのですが、開いているレジ5箇所に均等にお客さんが並んでいるのです。つまりこの時間帯に4番レジと5番レジに並んでいるお客さんは20%オフにならなくても気にならないお客さんなわけです。