# 筋トレ

「1杯のコーヒー」が筋トレの効率を圧倒的に高める「科学的な根拠」

トレーニーにとってはもはや常識
庵野 拓将 プロフィール

カフェインは「脳」に作用する

今から100年前、イギリスのロンドンである実験が行われました。

人差し指で重りが付いた紐を引っ張ります。時間が経過すると徐々に疲労がたまり、人差し指が伸びていってしまいます。この指が伸びてしまう度合いを筋疲労として計測するのがエルゴグラムです。

エルゴグラムの図

1907年、ロンドン大学のリヴァースらは、このエルゴグラムを使ってカフェインによる筋疲労への影響を調査しました。

 

被験者をカフェインを摂取するグループと摂取しないグループに分けてエルゴグラムで検証したところ、カフェインを摂取したグループでは筋疲労がより少なくなることが示されました。この実験によって世界で初めてカフェインが筋疲労を軽減し、パフォーマンスを高めることが示唆されたのです。

Rivers WH, 1907より筆者作成
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リヴァースらの実験をもとに世界各国でカフェインによる実験が行われ、運動パフォーマンスの改善効果が明らかになると、アスリートの多くがカフェインを好んで摂取するようになりました。その効果からアスリートの70%以上がカフェインを摂取したと言われており、1984年から2004年までの20年間、あらゆる競技会でカフェインの摂取が禁止されるほどでした。

では、カフェインはどのようなメカニズムで運動のパフォーマンスを向上させるのでしょうか?

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