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iPhone 11はアップルの「偏執的モノ作り」の極みだった!

「4G世代の完成形」を徹底解剖する

いよいよ9月20日、アップルの最新スマートフォンシリーズである「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」が発売になる。

米国時間の9月10日に、カリフォルニア州のアップル本社で開催された新iPhone発表会を取材後、一足早く実機を入手したジャーナリスト・西田宗千佳さんはこの数日間、さまざまな利用状況を想定しながら最新のiPhoneを使ってきた。

最新iPhoneはどこがどう、進化したのか?

他のスマホには見られない「偏執的なこだわり」とは?

最速レビューでお伝えする。

最速実機レビュー!

スマホの差別化点は、すっかり「カメラ」になった。

それだけニーズが大きい一方で、いまだ進化の余地があり、差別化しやすい部分がカメラに集中している……、といういい方もできる。iPhoneもまた、その例にもれない。

他方、スマホメーカー各社はどこも同じことを考えているので、最近の「機能競争」は熾烈化する一方だ。アップルは、この点においては先陣ではなく、サムスンやファーウェイなどがトップランナーにいる。

では、アップルは最新iPhoneで、カメラ機能をどのように差別化しようとしているのだろうか?

今回発表されたiPhone 11を使ってみると、「アップルの狙い」がはっきり見えてくる。──彼らは、「誰でも使えるわかりやすさ」「誰にでも価値を感じられる使いやすさ」を提示することで、特に、長年iPhoneを使い続けている人々の支持を継続的に得ようとしているのである。

一眼ずつ増えたカメラの役割

今回のiPhoneの変化点はシンプルだ。

昨年の下位モデルに位置づけられていた「iPhone XR」では1つだったカメラが、今年の「iPhone 11」では「2つ」に、上位モデルの「iPhone XSシリーズ」では2つだったカメラが、「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」では「3つ」にと、それぞれ一眼ずつ増えていることだ。

【写真】iPhone 11カメラ
【写真】iPhone 11 pro maxカメラ
  iPhone 11は「超広角(13mm)」を追加して2眼に、11 Proは3眼になった

今回のカメラ数の増加は、iPhone 11、そして11 Proともに、「超広角」とアップルがよぶ、35mmカメラ換算で焦点距離が13mmのレンズを増やすかたちで実現された。

その結果、何が変わるのか?