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争続で家族崩壊! 兄妹冷戦を招いた父の葬儀直後の「兄の一言」

妹から突然の連絡が…

妹が「納得できない」…

私は相続対策のご提案とサポートをする夢相続を運営しており、いままでに1万4000人以上の相続相談を受けて、アドバイスやサポートをしてきました。相続は個々に事情が違うため、相談相手としてお会いして状況をお話頂くところからスタートします。

相続されるご家族は多様化しており、離婚や再婚はめずらしいことではなくなりました。配偶者やこどもがいない方も増えてきましたので、相続のあり方も多様化しています。

今回は葬儀の時の一言が原因で、相続争いに発展した不幸な兄妹のエピソードを紹介しましょう。

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Sさん(70代・男性)は15年前に父親を亡くしました。もともと両親とは長男であるSさん家族が同居しており、妹は嫁いで家を離れていました。

地方都市で昔ながらの家督相続の流れが残る地域でしたので、長男が親と同居して老後の面倒も看るので、家やお墓を継ぐのも長男の役目というのが当たり前の感覚。そうした背景があり、母親もSさんも、父親の財産は母親の分も長男のSさんが引き受けることでよいという考えでした。

 

当然、妹も父親の財産は長男が相続するという暗黙の了解があると思ってきましたので、深く考えることもなく、Sさんは葬儀のあとに妹に切り出したのでした。

「お前もわかっているだろ。この相続放棄の書類にハンコを押してくれ

ところが、ここで妹からは「納得できない」「協力できない」と言う返事が返ってきたのです。