電気工事が来た! 
でも、復旧見込みは27日以降!?

被災から5日目の9月14日土曜日に、「電気工事が来た!」という喜びの報告が東金からあった。一両日中には電力が回復、それに伴い携帯が通じなくてもwi-fiが入るようになるかもしれない、と期待した。

ところが、東京で再度情報収集してみると、近隣の栄えている住宅地でさえ9月27日ごろ復旧見込みとのこと。山の上部にある私たちのシェルターはそれよりも遅れることを覚悟した方がよさそうだ。「こちらで調べたら、工事が遅れそうだから電気は期待できないようです」と連絡をすると、東金から比較的早くレスがあった。やはり、工事スタッフは倒木だけ片付けて帰ってしまったという。

しかし、車で10分弱の近隣のコンビニが営業を再開し、そのあたりまで行けば携帯の電波が通じるようになったとのこと。これから都内に必要物資を買い出しに行く、というので、東京で会って今後のことを話し合うことにした。

「動物の一時預かり施設」
として活用できる!

私は、上京してきたシェルターの管理人の顔を見て、疲弊していたり、精神的に参っている様子であれば、強制的に犬を引き上げに行き、管理人も都内にしばらく避難してもらおうと考えていた。ところが思っていたよりも彼は元気そうだった。

これなら逆に、地域に貢献できるかもしれない……!

彼も私と同じことを考えていたようだ。もともと東金にある私たちのシェルターは、東日本大震災で被災した動物(大型犬)を保護しケアするために犬舎を作成したことがはじまりだった。譲渡や預かりボランティアの確保を続け、シェルターから犬を減らしていた。東日本大震災から8年で、広大なシェルターには、熊本被災動物の犬が2頭残るだけになっていたのだ。

シェルターは芝生の広いドッグランもあり、犬がのびのび過ごせる施設でもある 写真提供/ミグノン

エアコンが止まっているので空調はやや気になるが、屋内で預かることができ、広い芝生のドッグランもペットフードなどの最低限の備品もある。SNSなどをみると、「動物と避難できる施設が少ない」という声も多く見かけた。また、停電で不安な毎日を過ごしながらも動物と離れられず車上泊を続けている人もいる……。災害時は、動物と暮らしている人はどうしても弱者になってしまいがちだ。

しかし、まだ住民の通信状況が悪く、情報がなかなか入手できない状況にある。そのことを考慮して、大急ぎで、“動物の一時預かりのチラシ”を作り、多めにプリントアウトして管理人へ渡した。給水所や避難所に掲示すれば、動物とともに困っている人の目に止まるかもしれない……!