2019.09.16
# ANA # 飛行機

ANAが「ラウンジ利用券」転売の撲滅に成功したシンプルな方法

「〇〇」を印字しただけで…
鳥海 高太朗 プロフィール

転売対策は…たったこれだけ⁉︎

そこでANAは、ある対策を講じたことでこの混雑緩和に成功したのだ。その対策とは、「ANA SUITE LOUNGEご利用券」にお客様番号と氏名を印字したことだ。

有効期間が2019年3月末までのラウンジ利用券には、お客様番号と氏名は印字されていなかった。そのため、売買しても売主を特定できない状況となっており、メルカリといったフリマサイトやヤフオクなどのオークションサイトで3000円~7000円程度の相場で売買されていた。

 

一方、現在有効のラウンジ利用券にはお客様番号と氏名、さらに大きく「転売禁止」の文字が印字されている。また、券の裏を見てみると「本券の転売はできません。転売された券は無効になります。また、転売が発覚した場合は購入者を含め、ANAマイレージクラブ会員資格を取り消します」という注意事項も記載されている。

ANA側は「ネット上にて転売されており、転売防止策として記名式、転売禁止の文字を明記した」と話しており、実際に転売防止の効果が出ているそうだ。一部、オークションサイトに出されているケースも未だ確認できるが、その数は以前と比べて激減している。

Photo by iStock

それにしても、コンサートやライブ、スポーツイベントのチケット、ふるさと納税の返礼品で配布される商品券などは、今なお転売が常態化しており、また、対策も遅々として進まない状況にある。その中でなぜ、ANAのラウンジ利用券だけがいち早く転売防止に成功したのだろうか。

どうやらその背景には、転売によって会員資格を剥奪されてしまうことだけは絶対に避けたい、というダイヤモンド会員の強い動機があるようだ。

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