秋の日本株、投資の神様・バフェットが「買う&売る銘柄」はこれだ!

変型版「バフェット指標」で見抜く
大川 智宏 プロフィール

健全かつ力強いリターン

計測方法としては、まず母集団をTOPIX500構成銘柄とする。

そのうち、12ヵ月先予想データを用いて計算したNORの値の上位20%を空売り、下位20%を買い持ちするロングショートのポートフォリオについて、月次で銘柄の入れ替えを行った場合の累積パフォーマンスを計測する。

計測期間は過去5年間だ。

また、負債やキャッシュなどの財務データを扱う都合上、金融関連業種の銘柄は投資対象から除外している。結果は、以下の図表の通りだ。

図:NORとDORの投資パフォーマンス

拡大画像表示出所;Datastream

時期によって効きに波はあるものの、基本的に強いプラスのリターンを生み出している。

また、単純なDORのみでも効果はあるが、DORに比べてNORの方が安定性もパフォーマンスも高くなっていることが分かる。これは、疑いなく現金性資産を負債のカバレッジに考慮したことによる健全性の底上げ効果と言えるだろう。

 

結論としては、バフェット的な収益性の高さと負債の低さ、そして両者のバランスの考え方は、日本株の株式投資においてもよく機能しており、その論理的な背景から考えてもこれがすぐに効果を失うとも考えにくい。

銘柄選定の指標として株価が絡まないため長期投資にも向いており、その意味でもバフェット的な投資スタイルと合致するものだろう。

腰を据えてしっかりと安定投資をしたい方にオススメなアイデアだ。