普通の人も「起業するより、会社は買え」が当たり前の時代が来た

怖がらず、まずはやってみる
三戸 政和, 高橋 聡 プロフィール

まずはフランチャイジーもお勧め

三戸 200件ですか……中小企業のM&Aは、今後ますます増えていくと思いますね。

200件という数字はさすがですけど、正直言ってまだ桁が違うんじゃないですか。

日本の中小企業は350万社もあるわけですし、2025年までに127万社が廃業すると言われているわけですから、1年に5万社、10万社の第三者への事業継承があってもおかしくない。

高橋 そうですね。だから我々は、成約件数1万件を目標としています。1万社くらいをウチでやらないと、何かやったといううちに入らないと思っています。

 

三戸 中小企業350万社に加えて、自分の作っているウェブサイトを買ってほしいとか、会社の一部の事業だけを切り出して買ってほしいとかいうM&Aも含めれば、年間で万単位の成約件数でも少ないくらいじゃないかと思います。

高橋 アメリカではだいたい日本の6倍ぐらいのM&Aが行われているのが現状です。向こうは日本と違って、サイト上に「どこのどんな会社」という個別の情報もかなり具体的に書き込んで、あの町のあの通りの喫茶店と特定できる状態で売りに出ています。

実は、アメリカのM&Aサイトに行くと、最初に出てくるのはフランチャイズなんです。

ハンバーガーとかスーパーとか小売りの有名チェーンのフランチャイジーがしばしば売りに出ています。日本で言えばモスバーガーの〇〇店を買うようなものですね。

これまでまったく自分で会社を経営したことがない人には、私はこういうフランチャイジーを買うことをお勧めしているんです。

フランチャイジーはシステムがあらかじめできあがっていますし、毎年決まった数字が見えているわけですから、素人にも入りやすいんです。