普通の人も「起業するより、会社は買え」が当たり前の時代が来た

怖がらず、まずはやってみる
三戸 政和, 高橋 聡 プロフィール

高橋 だいぶ変わっていますね。昔は業種が偏っていて、売りに出るのはIT系の会社か、アパレルが非常に多かった。

最近は温泉旅館やホテル、製造業の会社が売りに出るケースも結構あります。とくにメーカー系は、以前は「自分の会社を売るなんて、ありえない」という職人気質の社長さんが多くて、「社員と一緒にいさぎよく廃業するんだ」という考え方ですから、売りに出ることはほとんどなかった。

ところが最近は、そういう業種の企業も普通に売買されるようになってきています。それだけM&Aの事例というのが世の中に溢れてきて、会社を売るということが一般的になってきているように思いますね。

 

ネットが門戸を開いた

三戸 小規模M&Aに対する意識が変わってきたのは、トランビさんがやっているように、ネットを通じて案件を見ることができるようになったということが大きいと思います。それによってだいぶハードルが下がったんでしょうね。

これまでも東京の、ベンチャー業界では、「事業買おう」とか、「友達の会社を買おう」という人はたくさんいたんですが、ベンチャー企業や、投資家のコミュニティの中での売買に留まっていて、地方の情報にはなかなかリーチできなかったんです。

それが、トランビみたいなサイトを見て、「あ、地方にもこんな企業があるんだ」、と気づきはじめた。

我々のサロンでも、取引の半分くらいはトランビ経由です。日本最大のトランビユーザーじゃないかな。年間表彰もらってもええんちゃう(笑)。

高橋 ありがとうございます(笑)。おかげさまで、トランビの会員数はかなり増えて、先日3万人を超えました。去年は500%くらいの伸び率で、今年はもっと伸びています。

M&Aの成約案件も、いま年間で200件くらいです。