社会は他人の「許容」で出来ている

あなたの世界の主人公は、あなた。同じように、僕だって自分の世界にとっての主人公です。みんな、自分が主人公の世界で今日も生きています。誰だって、自分の世界を毎日穏やかに過ごしたいですよね。

誰しもに与えられている「自分の世界を平和に生きる権利」が、見知らぬ人が身勝手に掲げている「嫌いになる自由」によって侵されるのです。
いいえ、誰かの「平和に生きる権利」を侵す「嫌いになる自由」なんて、そもそも「自由」なんて美化されたものではありません。それは、ただの「暴力」です

一人ひとりの世界が集まってできているもの、それが社会です。誰しもが、自分の世界の主人公であると同時に、社会の住人でもあります。
社会では、誹謗中傷、暴力、殺人などの身勝手な行為は許されません。社会は、一人ひとりが協力してつくられているからです。差別をしちゃいけない理由は、本来それくらいシンプルなものなのです。

誰しもが、日本人で、五体満足で、異性と結婚して、子どもを育てているわけではありません。自分と違う人が集まっている世界、それが社会です。社会は、自分と違う人たちが許容し合って出来ているのです。

女性に社会進出する権利が与えられ、外国人が日本で働いたり学校に通ったりできるようになり、身体障がい者のために街がバリアフリー化し、セクシュアルマイノリティのためにパートナーシップ制度が設けられた……我が国は長い年月をかけてあらゆる差別をなくしながら、進歩してきました。それなのに、「厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない!」そんな特集が週刊誌に今更組まれてしまう。これは、社会のみんなで考えなければいけない問題です。

以上、最後まで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。
あなたの毎日がこれからも、誰かの「嫌いになる自由」という名の下の暴力で侵されることなく、幸福でありますように。

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