9月16日 モントリオール議定書の採択(1987年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1987年のこの日、フロンやハロンなど、オゾン層を破壊する物質の製造、消費および貿易を規制する議定書が、カナダのモントリオールで採択されました。

【写真】
  NASAによるオゾン層の状態を示すコンピュータ画像。1987年当時の状態 photo by gettyimages

この議定書は、通称「モントリオール議定書」と呼ばれており、現在、日本を含む196ヵ国およびEUが締結しています。この取り組みによってフロンなどの使用が抑えられた結果、1990年代後半以降、オゾンホールの拡大は見られなくなりました。

一方で、規制に含まれていない代替フロンと呼ばれる物質の使用量が、近年、世界的に急増しており、これが温暖化に悪影響を及ぼしていることが指摘されています。

モントリオール議定書は、ロンドン改正(1990年)、コペンハーゲン改正(1992年)、モントリオール改正(1997年)、北京改正(1999年)、と段階的に規制が強化されていますが、2016年のキガリ改定では、この代替フロンの削減も盛り込まれました。

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