「食卓はみんなでつくる」という考え方

「食卓をつくる」という言葉があります。世界的に見ても日本を含む東アジアではまだまだ女性の役割という印象が強いです。僕が海外ロケで多くのご家庭で取材させていただいたときに見た光景は、「食卓はみんなでつくる」ということ。それは他のアジア地域の山奥でも、ヨーロッパの大都市でも変わりありません。

ラオスのビエンチャン郊外にお住いのお宅にホームステイさせていただいた時に、魚の養殖と野菜の栽培のお仕事をされている陽気な働き者のお父さんがいました(写真の「44番」のお父さんです)。

お母さんが魚を揚げている間、食器の洗い物をしているのですよね。ラオスには食べ物は皆でシェアするという考え方が根本にあり、尊い行為をされています。

お父さんは言います。「苦しみも楽しみも良いことも悪いことも全て分かち合うのが家族。家事も料理も当然分かち合うのがうちのルールだよ」と。こんな素敵なお父さんが増えてくれたら!

ヨーロッパ各国では、基本的に料理をしない人がテーブルに食器を並べ、食べ終わったら片付けをするご家庭が多かったです。小さなお子さんが一生懸命テーブルセッティングをする姿はとても可愛くて。パパがさ〜っと食器を下げて洗い(食洗機が多かった。あれ便利ね)、ママはテーブルでゆっくり……なんて光景もよく見ました。これはママにとってすごく助かります!

積極的にテーブルセッティングをするヨーローッパの子どもたち

他にはデンマークに行ったとき。取材先のお宅でママが「昨日の晩御飯はパパが作ってくれたのよ」と。何を作ってくれたのかを聞くと「宅配ピザ呼んでくれたの〜♬」と。ここのお宅ではパパがピザを呼んだだけで、晩御飯はパパが作ったことになる。ハードルが低い!