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# 韓国

日韓対立のウラで、日中に「サンドイッチ」された韓国経済の行く末

構造的問題にも目を向けないと……

1人あたりGDPの「成長」

韓国の1人あたりGDPは3万ドルを超え日本と肩を並べるようになった。

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意外に感じる読者が多いかもしれないが、2018年の1人あたりGDPは、韓国3万1000ドル、日本3万9000ドルである。

いつの間にか、韓国の1人あたりの所得は、日本の8割にまで達している。

 

日本のGDPが、スイス(8万2000ドル)、シンガポール(6万4000ドル)、米国(6万2000ドル)、香港(4万8000ドル)、ドイツ(4万8000ドル)、カナダ(4万6000ドル)、フランス(4万2000ドル)、英国(4万2000ドル)、イスラエル(4万1000ドル)などの後塵を拝し、世界ランキング26位に甘んじているのは悲しい現実だ(以上、1000ドル未満切り捨て)。

いわゆる失われた20年(バブル崩壊から、もはや30年経つが……)が日本に与えた惨劇の爪痕をいやでも感じる。

もちろん、筆者は2018年10月6日の記事「今後4半世紀の間に日経平均株価は10万円に達することができる」で述べたように、今後の日本経済・株価に関しては強気である。平成の約30年間「潜伏」し、大いに筋肉質になった日本経済が、令和時代にブレイクすることを期待している。

韓国の文在寅政権がいま、戦後長い間仰ぎ見る存在であったそんな日本と(満身創痍の状態とはいえ……)肩を並べたと言って強気になっていてもおかしくはない。実際、1980年代後半のバブル期には、日本人たちも、エズラ・ヴォーゲルの1979年の著書のタイトルである「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という妄想にとりつかれ、「もうすぐ米国を追い抜く」などと騒いでいた。