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韓国震撼…文在寅大統領の最側近スキャンダル「問題の本質」

検察改革が韓国の未来を左右する

日本の視聴者は、いつからこんなに韓国の政局に関心を持つようになったのだろう? ある日の午後、テレビをつけて各局の情報番組、いわゆるワイドショーを眺めながら思ったことである。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が法務省長官候補として指名した、大統領府のチョ・グク元民情首席秘書官のスキャンダル問題について、実に詳しく報じていたからだ。ある番組ではチョ元秘書官の記者会見をライブ中継までしていた。

チョ・グク氏〔PHOTO〕wikimedia.org

チョ元秘書官はソウル大学の教授で、文政権発足時に大統領府の民情首席秘書官に任命された人物である。民情首席秘書官は政府の重要人事の検証をするなどの役割を担っており、大統領府のなかでも特に力を持つポストとされている。チョ元秘書官が「文大統領の最側近」とされる所以である。

 

元々法学者であるチョ元秘書官を、文大統領はこの8月に法務省長官に指名したのだが、その際、野党から数々の疑惑が提示された。

大統領が指名した長官候補者に対して、野党が問題点や不法行為の疑惑を指摘するのは、特別なことではないが今回の問題が異例なのは、突如、検察が野党の追及に乗る形で関係者の家宅捜査した点だ。