嵐の櫻井翔が職場に現れた。その時の心境を綴ったnoteの投稿櫻井翔さんと密室で30分間、対面したら2kg太ったが話題になった岸田奈美さん。

17歳の頃、母親が心臓の手術をきっかけに下半身麻痺になってしまい(詳しくは、『ママ、死にたいなら死んでもいいよ』と下半身麻痺の母に言った日を参照)、その時の経験がきっかけとなって、現在、ユニバーサルデザインの会社「ミライロ」で働いている。

そこで奈美さんは、櫻井さんが「ユニバーサルマナー検定」を受ける際の立ち会いをすることに。生身の国民的アイドルを前にしたら一般人はどうなるのか。そして、櫻井さんが受けたユニバーサルマナー検定とは?

※本記事は先のnoteの記事に奈美さん本人が加筆したもの。

そもそも、「ユニバーサルマナー検定」って?

車いすに乗っていると、階段のあるお店に入れない。
ベビーカーを押していると、急な坂道を一人でのぼれない。
高齢で足腰が弱くなると、電車で長時間立っているのがつらい。
パニックになりやすく、街中で人混みを歩けない。

外出に不安がある人は、日本人口の3人に1人もいるといわれています。街には、ハード(環境)のバリアが多いです。日本は国土面積が狭く、どうしても、横に広い空間より、縦に長い空間を作りがち。階段や段差が生まれるのも仕方ない。

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でも、ハードは変えられなくても、ハートは変えられます

ハート(意識)のバリアを無くすには、「困っている人を見つけたら、声をかけて、手を貸す」たった、これだけです。

そうはいっても、車いすなんてどう押したらいいかわからないし、耳が聴こえない人になんて伝えたらいいかわからないし、不安ですよね。

誰でも、勇気を持てる方法があります。「不便を体験すること」「安心を知ること」です。

そこで、「ユニバーサルマナー検定」が誕生しました。高齢者や障害者の体験をしながら、声がけや、手助けの方法を知ることができます。講師も障害のある人です。ちなみに、車いすに乗っている、私の母も講師の一人です。

ユニバーサルマナー検定の様子。車椅子に乗っている人も、押している人も体験者。写真右側で講師をしている車椅子の女性が奈美さんのお母さん(写真提供:日本ユニバーサルマナー協会)

さて。そんなユニバーサルマナー検定を、3年前に櫻井翔さんが受講してくれました。腰を抜かすかと、思いました。実際、ちょっと抜かしました。