9月12日 国産原子炉が初の臨界(1962年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、茨城県東海村の日本原子力研究所(現在の日本原子力研究開発機構)に建設された日本初の国産原子炉「JRR-3(Japan Research Reactor-3)」が、初めての臨界に達しました。臨界とは、外からエネルギーを加えなくても核分裂が持続的に進行しはじめる状態のことです。

  1962年ころの日本原子力研究所 photo by gettyimages

JRR-3はおもに中性子ビームを使った実験のための原子炉で、重水減速・冷却型と呼ばれるタイプのものです。JRR-3は、1983年まで約21年間、大学や企業の研究開発に利用されましたが、より性能のよい研究炉への改造工事が行われ、1992年には軽水減速・冷却型の新しい原子炉「JRR-3M」に生まれ変わっています。

現在も現役の原子炉としてさまざまな用途に使われており、たとえば癌治療に使用する医療用のラジオアイソトープの生産を行っています。