「鳥の目」から見る世界は広い

どんな人も日常では、目の前のことだけに必死になる「虫の目」で生きています。ところが、日常から離れて旅に出ると、視野がグッと広がり、「この地球上にはいろんな人がいて、今自分が生きている世界だけがすべてではないんだなぁ」という視点、「鳥の目」を持つことができるのが醍醐味ではないかと。

私自身、ひとり旅に出るたびに、肩書きや年齢も関係なく、素の、等身大の、自分自身に戻ることができたおかげで、これまで生き延びることができたように思います。

『逃げろ 生きろ 生きのびろ!』より

先日、世界68カ国の旅先で撮った写真と文章で構成したエッセイ本、『逃げろ 生きろ 生きのびろ!』を出版したのですが、この本を書いたのは、私自身、逃げて、生き延びることができたからです。

今までの人生で、幾度となく「自分なんて消えてしまいたい……」と落ち込み、うつ状態まで追い詰められても、誰ひとり「逃げなよ!」とは言ってくれず、自分を責めてきました。だからこそ、今、死ぬほど辛い思いをしている人に、人からどう思われようが、「自分に劣等感を抱かせるような人や場所とは、縁を切って(or 距離を置いて)逃げていいんだよ!」という思いを伝えたくて、この本を書きました。