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「死に方」ひとつで、それまでの人生が台無しになってしまう

腹上死、カネへの執着…

それまでの栄光・名誉を台無しにした最期

「亡くなったときは、まさか、と驚きました。病気をしていることは知っていましたが、『えっ、そんなに心臓が悪かったの?』という印象です。どれだけ激しいことをしていたんだって……」

こう語るのは相撲協会関係者だ。

幕内勝利数は歴代11位。名大関の名にふさわしい記録を誇る貴ノ浪こと音羽山親方が43歳の若さで鬼籍に入ったのは'15年6月。死因は急性心不全と報じられたが、これには裏がある。協会関係者が続ける。

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「大阪にいる愛人とラブホテルでコトに及んでいる最中に、体調を崩して、そのまま帰らぬ人になったんです」

いわゆる「腹上死」である。しかもこの事実が週刊誌の記事で大々的に報じられてしまったのだ。明るく気さくな性格で、人望も厚かった音羽山親方だけに、その死因は世間に大きな衝撃を与えた。

 

「『そんなことで死なないでよ』という思いです。頭がよくて仕事もできましたからね。つまらないことで亡くなってしまいました」(別の協会関係者)

それまで立派だと周囲から尊敬されていても、最後の最後に栄光、名誉を手放してしまう人は少なからずいる。

それまでの功績を台無しにしてしまうのは何も著名人だけではない。2年前に叔父を亡くした都内在住の飯沼航平氏(56歳・仮名)が語る。

「叔父は1級建築士で自分の設計事務所を持っていました。建築賞をいくつも取っており、事務所には、叔父に憧れる若い人がいつも出入りしていました。私にとっては自慢の叔父だったんです。結婚しておらず、一人だったため、事務所を畳んだ後は遊んで暮らしていました」