結局彼女は、情報源を医師とSNSに頼った。Twitterで妊活の当事者だけが知っているキーワードで探すと、「妊活垢(妊活、不妊治療について語る専用のアカウント)」がずらりと出てくる。そこで仲間同士励まし合うのだ。

だが、妊活仲間のうち何割かは、いずれ妊娠して卒業していく。逆に病んでしまい、妊活をあきらめる夫婦もいる。仲間同士で支え合うといいつつも、月に一度「妊娠していないしるし」が来るたびに心はアップダウンを繰り返す。

きちんと妊活を始めたのが、34歳のときだったんですね。だけど、もっと独身のうちから知っておきたかったです。「20代でも妊娠できないって普通にあるんだよ」とか、「若いうちに検査をしておけば、対策は全然間に合うんだよ」って。なんであの時に検査しなかったんだろう……って、後悔するよりもね。

私も、閉経が早まるリスクがあった

その言葉を聞いたのもあり、筆者も8月に検査を受けた。といっても、産婦人科へ行ったのではない。「F Check」という、自宅で卵巣年齢を診断できるキットを手に入れたのだ。卵子の数は生まれた段階で決まっており、そこから徐々に減っていくから増やすことはできない。

卵子の周りの細胞から出るホルモンであるAMHの値で、卵子の残数を推測することができる。そしてこの値が低いと、早期閉経のリスクがあるという。

筆者の実年齢は32歳。そして自宅検査の結果、私の卵巣年齢は42歳だった。残された卵子の少なさに、うっと声が出た。確かに若いころから激務で体を酷使してきたうえに、冷え性で交感神経も鈍い。適当な食生活で、運動もしていない。自業自得と言われればそれまでだが、いざ数字で突きつけられると、クラクラする。