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韓国・文在寅が「画餅外交」で、北朝鮮に「手下扱い」され続けるワケ

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村上 和巳 プロフィール

文在寅大統領が唱える「南北平和経済」

以前から、南北融和による「平和経済」の実現を唱える文在寅大統領だが、韓国で日本の敗戦により植民地支配から解放された日として祝われる8月15日の「光復節」の大統領演説でも8月5日と同様のことを話している。

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この演説では「南と北の力を合わせるのならば、各自の体制を維持しながらも8000万人の単一市場を作っていける。朝鮮半島が統一までするのならば世界経済第6位圏になるとの展望がある」と言及。

そしてさらに踏み込んで「遅くとも2045年の光復100周年には、平和と統一で一つになった国へと世界の中でそびえ立てるよう、その基盤をしっかりと整えていくことを約束する」と南北統一の夢まで語っている。

 

演説内で文在寅大統領は国際通貨基金(IMF)のデータをたびたび口にしており、世界経済第6位というのもどうやらIMFが発表する各国の名目の国内総生産(GDP)を指していると思われる。ちなみに最新の同データでは日本が第3位、韓国が第12位。

そもそもが南北合わせて第6位になると言っているのだから、第3位の日本の後ろ姿を捉えたとしても8月5日演説の「一気に追い付く」は明らかに言い過ぎだ。

文在寅大統領自身もそのことは承知なのかもしれないが、対立が激化する日本を相手に弱腰を見せるわけにはいかず、よりこぶしを大きく振り上げたかったのだろう。