# 読書

1冊20分! 気軽に読めて要点がつかめる「本のさばき方」

カフェや通勤電車でもできる!
齋藤 孝 プロフィール

1冊「20分」で本をさばく

「本をさばく」とはつまり、大まかな内容を把握することです。

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所要時間は1冊につき約20分。

「とてもそんなに速くはできない」と思うかもしれませんが、それは杞憂というもの。慣れれば誰でも、20分どころか10分以下でできるようになります。

手順は以下の通りです。

(1)目次と「はじめに」に目を通す

(2)本の要点だと目星をつけた箇所をざっと読む

(3)パラパラとページをめくりながら、とりあえず最後のページまで、“つまみ読み”する

ようするに、(1)の作業でその本全体の骨格となる主旨をつかみ、(2)で最重要ポイント(人に話したい所)をおさえ、(3)で完走感を出す、ということです。

1冊さばくのに1時間などはけっしてかけない。20分と限定するのが、ポイントです。

 

慣れれば、大丈夫。本の要点や、その周辺情報がどこにあるかを見極めるコツのようなものが身につくので、さばくスピードはどんどん速くなります。

「20分経つとくさり始める魚を手早くさばく」と思って、練習するといいでしょう。

また本屋さんから直行したカフェで1時間過ごすとしたら、1冊読むのに20分かかることから逆算して、一度に買う本は3冊くらいが“適量”かなと思います。

もっと速く内容把握ができるようになれば、もっとたくさんの本をまとめ買いしてもOK。

たとえば1冊5分なら、余裕で10冊の本をさばくことができます。私自身は、時折必要があって1時間で10冊「さばき読み」します。

この“20分さばき読書”ができるようになると、要点をつかむのがうまくなります。

たとえば膨大な量の資料を素早く読んで、的確に理解するとか、複雑な内容の話をすっきりまとめるといった場面で能力を発揮できるでしょう。