# 読書

1冊20分! 気軽に読めて要点がつかめる「本のさばき方」

カフェや通勤電車でもできる!
齋藤 孝 プロフィール

なぜカフェでの読書がオススメか

私がカフェを推奨するのは、読書にとても適した空間だからです。

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第一に、時間が限られているのがいい。“ひとりカフェ” だと、粘ってもせいぜい1時間くらいのもの。読書欲とあいまって、本のページをめくるスピードも上がるはずです。

第二に、“仕事モード” のお客さんが意外と多いところがいい。真剣に打ち合わせをしている人や、PCを持ち込んで仕事をする人、資料を読み込んでいる人などがいて、テンションの高い空間になるので、心地良い緊張感のなかで読書ができます。

もちろん帰りの電車のなかで読むのもアリ。

要は、買った本をほぼ手つかずのまま棚にしまわなければいいのです。

本屋さんで出合い、買った本は、一目惚れした相手のようなもの。何も行動を起こさなければ、一目惚れしたときのテンションはどうしたって日々下がっていきます。

 

たとえば数カ月、棚に並べておくと、姿こそ買ったときと同じですが、吸引力は失われる一方。

買った時ほど輝いて見えることはないし、「買ったときのテンションを思いだそう」と思ってもまずムリです。

とはいえカフェで買った本を精読する必要はありません。「本格的に読むための下準備」をしておけばOKです。

これを私は「さばく」と表現しています。

イメージ的には、とれたての新鮮な魚を天日干しにして、おいしい開きにするためにさばくようなものです。