中国SNS画面より

品格を疑う…中国人留学生の「反香港・愛国」パフォーマンスが激化中

フェラーリに中国国旗を取り付けて

「教育の失敗」

「100年前、中国の留学生は近代文明を祖国に持ち帰った。その100年後、同じく中国の留学生は、野蛮と卑劣さを全世界に撒き散らしている。」

「“留学生”集団の罵りを見て、最初はその光景を信じられなかったが、やがて深い悲哀を感じた。こうした挙動は、世界に次のことを示している、つまり我々の教育が失敗し、父母が失敗し、国が失敗したことを。」

香港の「反送中」(「逃亡犯条例」改正案反対)デモへの支援が世界各地に広がる中、これに対抗する中国人留学生らによる活動も8月に入り活発化した。

 

だが彼らが「F**K YOU!」に近い口汚い罵り言葉を大声で連呼し、その動画が中国国内の微博や微信などソーシャルメディア(SNS)で広がると、そのあまりのひどさにSNSでは上記のように「中国のイメージダウン」だとの批判の声が相次いでいる。

中国人の抗議活動について、ラジオ・フリー・アジア(RFA)は国際社会で香港のデモへの支援が広がる中、海外の中国人のこうした態度は中国政府の狙いとは逆効果だと指摘している。

報道によるとオーストラリアのシドニーで18日に行われたデモでは、約500人の中国政府支持者が参加、「香港の動乱にノーと言おう」との横断幕を掲げ、中国国歌を歌いながら行進した。

ある参加者は「暴力に反対。我々は中国を愛している。中国はこれまで香港に良くしてきた。香港人にこのことを分かってほしい」と語ったという。

だがシドニー工科大学の馮崇義教授はデモについて「彼らは市政府庁舎に上がり、野蛮で下品なスローガンを叫んだ。『香港人は出ていけ』『我々に香港をよこせ』『(香港)人はいらない、島だけを残せ』などだ」と語った。

馮氏はさらに、中国人留学生や現地華僑のリーダーらは、中国政府に取り入り、商売を有利に運ぶため、(愛国デモの)呼びかけに応じたのだと述べている。

「これらのリーダーは中国大使館と密接な関係があり、重要な時には中国当局が与えた政治的任務を果たす。その見返りはさまざまだ。まず中国国内でのビジネスチャンスや、無料の中国への団体旅行、次に中国政府から信用され、地位を得たという一種の栄誉感であり、春節のイベントなどで大使館から招待されるといったことだ。」