女性アイドルは恋愛してはいけないのか

カトリックほどではないまでも、女性に純潔を強いる風潮は日本にも根強いと、僕は日々感じています

例えば、女性アイドル。

ハロー!プロジェクトやAKB48グループは、「恋愛禁止」をルールとして明確に掲げているわけではないものの、恋愛スキャンダルが発覚したメンバーがグループ脱退や引退に追い込まれた前例を鑑みれば、恋愛禁止が暗黙の了解として彼女たちを縛っていることは、誰の目から見ても明らかです。

上海デビューも果たしたAKB48。チームKに所属する矢作萌夏が週刊文春で恋愛発覚と報じられ、「私を陥れようとしている人がいる」と発言した。「恋愛発覚=陥れる」という前提だ Photo by Visual China Group via Getty Images/Visual China Group via Getty Images

「恋愛しちゃダメ」「彼氏をつくっちゃダメ」「セックスなんて、もってのほか」それを、なによりファンたちが望んでいて、スキャンダルに失望したり、バッシングを浴びせたりする。そんな光景が、もはや当たり前になっている。

恋愛をしてしまった、ただそれだけなのに。誰かのことを好きだと思う、いっしょにいたいと思う、ただそれだけで、「アイドル」というアイデンティティーの剥奪。グループの名誉を汚したことによる追放。

これって、やってることは名誉殺人と変わりませんよね。宗教的ポリシーが希薄な我が国だからこそ、その異様さが余計に際立って見えてきます。