2019.09.01
# 年金 # iDeco

年金大崩壊時代だから「年金には絶対入らない」という人がハマる悲劇

iDecoにも入れない…
横山 光昭 プロフィール

気がついた時にはもう遅い…

時が流れ、預貯金金利が下がってくると、年齢のせいもあるのか、「年金がいくらもらえるのか、それで暮らせるのか、老後資金はいくらいるのか」というような話を多く聞くようになりました。

銀行の預貯金は全く増えません。今ある預貯金は1200万円ほどです。あと十数年で多少貯めていけるとは思いますが、少し増えたところで、年金で暮らし始めるであろう65歳以降の20年、30年を生きていく資金には少ないと感じます。

〔photo〕iStock

例えばあと10年ほどで預貯金が1500万円になったとして、30年生きるつもりで計算すると、1か月の生活費にできる金額は4万2000円弱。到底暮らしていける金額ではありません。

年金はやはり入っておいた方がよかったのかな、と思いましたが、受給資格には25年の資格期間が必要でした。自分は到底その期間を満たすことはできないと考え、加入をあきらめることにしました。

 

2017年、私的年金制度の一つの「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が話題になりました。もともと加入できる条件はそろっていたのですが、そういった制度について情報がなく、知りませんでした。

iDeCoに加入すると預貯金のような元本確保型を利用しても、運用をしても掛け金は全額所得控除となるので、税金が安くなります。また、運用益は非課税ですし、年金制度なので受け取るときも税控除が効きます。非常に魅力的に感じ、申込をしようとしたところ、利用できるのは「公的年金加入者」で、かつ年金保険料をきちんと支払っている人だけだとわかりました

年金に入っていないと、年金がもらえないだけではなく、税優遇の利いた年金づくり制度も利用できないとガッカリしました。ですがiDeCoが話題になってまもなく、年金の受給資格が「資格期間10年」に短縮されました。

加入するとiDeCoが始められますし、何とか国民年金の資格期間10年もクリアできます。もし、10年分より多く年金が欲しいと思えば、60歳以降、70歳まで年金保険料を払うことができる「任意加入制度」も使えることを知りました。

このような経過を辿り、Nさんはようやく国民年金に加入し、iDeCoも始めることにしました。もらえる年金額を少しでも増やせたことは、Nさんの将来のくらしを安定させることに繋がることでしょう。

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