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年金大崩壊時代だから「年金には絶対入らない」という人がハマる悲劇

iDecoにも入れない…

高まる「年金不信」

「老後の生活資金として2000万円ほどあったほうがよい」という報告書が話題となって2ヵ月余りが経ちました。

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この間、日本全国で「年金だけでは老後生活はできない」という報道があふれかえりました。いまだにそうした報道は散見されます。このような報道が多くなると、自分で老後資金を作ることが必要ならば年金保険料を納める必要はない、という極端な考えをする人も出てきます。

年金が賦課方式(現役世代で出し合って年金の支払いを支える方式)であることを考えると、「少子化だから自分たちが年金をもらうようになるとあまり多くの金額はもらえないだろう」と考えてしまうことも無理はないかもしれません。

最近では年金の財政検証結果が発表されて、将来的に年金の給付水準が2割、3割減る可能性があるということが示されました。これもまたショッキングな内容で「年金不信」がふたたび高まりそうです。

 

一方で、現在はお金を貯めにくい時代です。人生100年時代といわれるほど長寿化もしていますから、将来自分が年金をもらえる権利を作っておくことは、老後生活の設計においては非常に大切なことであるということは改めて認識しておくべきでしょう。

じつは、治癒しないけがをして仕事や生活に支障が出た時にもらえる「障害年金」、配偶者がなくなった時にもらえる「遺族年金」も、年金保険料を支払っていなくてはもらえません

年金保険料を納めるということは、私たちの生活の万が一に備えた保険料を納めることと、ほとんど変わりがないのです。年金制度は、批判もあるでしょうが、やはり加入しておくべきものだと思います。