中国は永遠に民主化できない…天安門事件より深刻な事態に陥る可能性

中国こそ香港・台湾化すべきだ
大原 浩 プロフィール

「香港事件」が「天安門事件」より深刻な理由

万が一、共産主義中国が武力でデモ隊を鎮圧した場合には、天安門事件をはるかに上回る厄災が共産主義中国に降りかかることが予想される。

歴史的経緯から、香港には英国のパスポートを持った人間が多数いるし、カナダ人、米国人も相当数滞在している。彼らは白人(ピンク人)であるとは限らない。むしろアジア系・東洋系の顔立ちの者が多いのではないかと推測される。

総人口700万人のうち170万人、あるいは200万人といえば、香港の3~4人に1人は、デモに参加しているということだが、その中に二重国籍者も含めてアジア系英国人、カナダ人、米国人がどの程度含まれているのかは、見た目ではまったくわからない。

武力鎮圧の結果、それらの「外国人」に死者でも出ようものなら、それらの国々に宣戦布告をしたのも同然の困難状況に陥る。

 

中国が永遠に民主化できない理由

中国がいくら豊かになっても民主化できないのは、共産主義が共産党のために存在し、民主化によってその利権を失うことを恐れているからだが、ロシアはウラジーミル・プーチン氏の独裁が続く中でも、一応、普通選挙は行われている。

大陸中国が民主化できない根本原因については、人間経済科学研究所・研究パートナー藤原相禅氏の研究論文「中国が民主主義を受け入れない理由」を参照いただきたい。

重要なのは、歴史的に「御恩と奉公=封建制度」という「契約に基づく社会を経験」しているかどうかということだ。1人が牛耳る絶対王制が基盤である社会に、いきなり民主主義を導入しても根付かないということである。