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中国は永遠に民主化できない…天安門事件より深刻な事態に陥る可能性

中国こそ香港・台湾化すべきだ

前門の虎・後門の狼

いわゆる「香港問題」が共産主義中国にとっての正念場を迎えている。8月18日に警察の許可が無いまま行われた国民のデモは170万人を集めたと報じられ、香港人たちの「自由を求める戦い」は、衰えを見せない。

深圳に集結している武装警察によって力ずくでこのデモ隊を屈服させれば、流血は避けられない。そうなれば「第2の天安門事件」として世界中から糾弾され、場合によっては北朝鮮のような経済制裁・金融制裁を課せられ、共産主義中国は自滅する。

逆に、香港人たちの要求を飲めば、共産党の長老たちから習近平氏が「弱腰」と非難されるだけではなく、年間に少なくとも10万件は起こっているとされる共産主義中国各地の暴動を強権的に弾圧する大義名分も失われる。

 

もうすぐ米国を追い抜くと驕り高ぶり、反対派を、汚職などを口実に次々と蹴落とし、アドルフ・ヒトラーを超える大虐殺者である毛沢東(大躍進と文化大革命での人為的飢饉も含む死者は、西側推計で約8000万人)政治の復活を目指してきた習近平氏は、党内に敵が多い。

トランプ氏の仕掛けた「貿易戦争」で経済面でも大打撃を受け、天井の無いアウシュビッツと呼ばれるウイグル問題もクローズアップされる中で、習近平氏の中国は今まさに正念場を迎えている。

なお、共産主義中国の抱える全般的な問題については、当サイト記事
1月9日「客家・鄧小平の遺産を失った中国共産党の『哀しき運命』を読む」
5月18日「天安門事件30年で中国は毛沢東時代に逆戻りする予感アリ」
6月27日「中国は『巨大な北朝鮮』である…共産主義国家の悲しき運命」
を参照いただきたい。