2019.08.31
# 飲料

いつものビールを「驚きのおいしさ」に変える、注ぎ方のコツ

「キリンシティ」江田雄太社長に聞く
夏目 幸明 プロフィール

会社人生、いろいろな経験をしてきました。入社3年目の営業時代のこと。「新商品を並べるなら競合商品の隣に置くべきでは?」と考え、小売店の方にお願いして棚を変えさせてもらうと、実際に商品の売れ行きがよくなったんです。その後、この方法は全国の営業の現場で採用され「自分の頭で考えるって大切なんだなぁ」と思うきっかけになりました。

しかし調子に乗ったのか、同じ時期、大失敗もしました。大切なお得意様にご迷惑をおかけし「上司を呼んでこい!」と言われた時に「自分が会社の代表です!」と言い切ったのです。

私なりの思いを込めたつもりだったのですが、言い方が悪すぎます。出入り禁止を言い渡され、お得意様のビルの前に行って「謝罪に参りました。今、下におります」と必死で謝ったことはいい経験になっています。今振り返ると、総じて熱かったのかもしれません。

「グレートリーダー」とは

飲食店の生命線は間違いなく「人」です。私の役目は約150名の社員、約900名のアルバイトさんがいかに笑顔で働ける環境をつくるかにあります。

そのために最も大切にしているのは「タッチポイントを増やすこと」。365日、各店舗からの日報をもらって、すべてに目を通しコメントを書いて返信します。また日報に誰が書いたのか名前を記入してもらい、店舗に行った時に会えたら「先日、こんなこと書いてくれてたよね」とコミュニケーションをとります。

 

すると現場の仲間は「思いが届いていた」と感じ、お互いの信頼関係につながるのだと思います。もちろん現場から手に入れた鮮度が高い情報はしっかり経営に活かさなければいけません。

人はやりがいで動きます。一回一回の対話の積み重ねが従業員の満足度を高め、ひいては現場でお客様への笑顔になるのだと思います。

大切にしている言葉があります。数年前、中間管理職として壁に当たっていた時に、上長が言ってくれた「グッドリーダーはたくさんいるよ。でも高い視座を持ったグレートリーダーにならなきゃ!」という言葉です。

優しいだけではダメ、厳しいだけはもっとダメ。目の前にある問題を解決してその時その時を凌ぐだけでは物足りない。せっかくならお客様や仲間に言い尽くせないほどの思いを持って、大きなビジョンを掲げて力強く引っ張っていく―。私はそんなリーダーが「グレートリーダー」なのだと思っています。

着任早々、研修を受け社内資格「ビアマイスター」を取得。「3回注ぎ」の泡にも注目
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