あなたは何問解けるか?佐藤優が厳選、教養としての“頭の体操”!

新時代を生き抜く頭脳を磨け!
佐藤 優 プロフィール

頭脳を鍛えるための60問

地方公務員試験の教養試験は、大別すると以下の4分野から出題されている。

①数的推理:読んで字のごとく数字を使って解く問題。解くのに必要な知識といえばせいぜい小学校の算数で習う公式程度だが、そのぶん根源的な数学センスが問われる。図形や資料解釈の問題もこれに含まれる。

②判断推理:数式は使わないが数的推理同様に論理的思考力を駆使して解く問題。暗号解読や、複数の人物の証言を照らし合わせて矛盾点を見つけ出し、「噓をついているのは誰か」を当てる論理パズル的な問題が典型。

③文章理解:現代文や英文、古文、漢文のテキストを読ませた上で、文章の意味を正確に理解できているかを問う問題。

④知識問題:政治、経済、社会、思想、文学、芸術、地理、歴史、数学、生物、地学、 化学、物理など幅広い分野に関して知識の有無を問う問題。ただしこれも、高校の教科書レベルの内容が頭に入っていれば正答できる。

本書は、この地方上級公務員試験で過去実際に出題された問題から、私自身が良問と認めた60問をピックアップし、解答と私独自の観点からの解説を付記したものである。また、一般的な公務員試験の問題集とは異なる本書独自の特色として、この60問を出題分野ごとに並べるのではなくジャンル横断的に、なおかつ大体の難易度順に並べてある。 

数的推理や判断推理は、学生時代に数学への苦手意識をもったまま社会人になり、そこであらためて数学的思考の重要性に気づいた文系の人にこそ挑戦してほしい。最初は解き方がまったくわからず、お手上げと感じるかもしれないが、どうしても解けそうになければ、まず解説を読んでから問題を解いても構わない。

「集合」の概念や論理学の基本など、本書の問題を通じて学べる数理的な物の考え方はいずれもビジネスの現場でも活用可能なものであり、そうした思考法を解説を繰り返し読むことで身に付けられれば、それは 確実に大きなメリットになるはずだ。

文章理解は現代文が主体で古文と英文を若干ずつだが、いずれも問題としてのクオリティとテキストそれ自体の価値が高いレベルで備わっているものを厳選した。これと知識問題のうち、私が特に重要と考える事項については、多少長めの解説も加えている。問題の背景をより深く理解するために必要な情報と思って読んでみてほしい。 

この中に「歯が立たない」という問題があれば、即ちそれこそがあなたの「知識・教養の欠損」である。解けないことを嘆くのではなく、学び直しの機会を得た喜びを感じながら読み進めてもらいたい。 

答え 問1:④      問2:②   
詳しい解説は拙書『佐藤優の挑戦状』をご参照ください。