photo by iStock

東大は世界42位でいいのか…日本が生き残るための「留学」のススメ

可愛い子には旅をさせよ

日本では最高学府でも

世界大学ランキングなるものをご存知だろうか? 今では数種類のランキングが存在するが、最も有名なのは、タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)が作成・発表しているものであろう。そのトップ20の常連校として、ハーバード、スタンフォード、マサチューセッツ工科大、オックスフォード、ケンブリッジなど、アメリカとイギリスの有名大学があげられる。

THE世界大学ランキング2019 出典:The Times Higher Education World University Rankings

【表を拡大する】

日本の最高学府である東京大学はどのあたりにいるかというと、2010年前半あたりは平均して25位くらいにつけていたのだが、ここ数年はガクッと40位台にまで下がってしまった。京都大学も以前は50位台に位置していたが、同様に順位を落としている。

ちなみに、日本の大学でトップ100に入っているのは、この二校のみである。一方、中国やシンガポールのトップ校はここ数年で順位を着実に上げており、北京大学、清華大学、シンガポール国立大学は東京大学を軽く追い抜いてしまった。

 

このようなランキングはどの程度気にすべきだろうか? 様々な側面を持つ大学の評価を1つの数字でかたづけるのは無理があるだろうし、順位の上がり下がりに一喜一憂するのは馬鹿馬鹿しいという声も聞く。確かに、順位が一つ上がったり下がったりするのを気にするのは、滑稽かもしれない。

だが、ズルズルと順位が下がり続けるといった傾向や、日本のほとんどの大学が世界トップ100に入れないという事実は軽視すべきではない。大学が提供する高等教育は、その国の未来を担う人材を育成する。「大学の質」を反映する大学ランキングは、国の未来を本質的に決めているという見方もできるのだ。