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世界経済崩壊がささやかれる中で「株価爆上げ」の可能性を検証する

マーケットは往々にして逆に動くから

世界経済のポジティブリスク

年初の当コラム(1月10日付)に「2019年世界経済の3大サプライズ」というコラムを書かせていただいた。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59355

今年は、昨年末の世界的な株価の下落を受けて、エコノミストらの経済・市場見通しは慎重なものが圧倒的に多かったことから、「世界経済崩壊」のような「ネガティブリスク」はそれこそ新聞や雑誌を単純に読んでいれば誰でも簡単に思いつくと考えたため、予想外の株価上昇をもたらすような「ポジティブリスク」を3つ指摘させていただいた。

具体的には、(1)FRBの金融政策が緩和方向へ転換(2)米中貿易戦争の終結(3)欧州金融危機とそれにともなう財政規律の放棄、であった。

今回は、今年ももう8ヵ月が過ぎようとしている状況で筆者が年初に言及した「3大サプライズ」の実現可能性がどのようになっているかを検討しておきたい。

結論から言うと、まだ実現目前とはいえないまでも、ここにきて、これらの3つのポジティブリスクのうち、(1)のFRBの金融政策が緩和方向へ転換と(3)の欧州金融危機とそれにともなう財政規律の放棄、の実現可能性が高まっているのではないかと考える。

某週刊誌で「世界景気後退リスク」特集が組まれるなど、多くの人が世界的な景気後退を懸念していることが容易に想像されるが、(あえてどことはいわないが)この手の週刊誌が話題に取り上げる場合には既に現実の経済は逆の方向を向きつつあることが多い。

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