毎日飲んでもイマイチ効かない…そんな薬は「相性が悪い薬」の可能性

無用なリスクを抱えることにもなる
週刊現代 プロフィール

ジェネリックの危険性

新薬とほとんど同じ成分ながら安いということで、昨今、ジェネリック薬品の積極的な使用が勧められている。しかし、このジェネリック薬が新しい問題を生んでいる。

成分は同じはずなのに、なぜか効果がなく、元の薬に戻したらよくなったという患者が一定の割合でいるのだ。新横浜フォレストクリニックの中坂義邦院長が語る。

「脳梗塞を経験した50歳男性のケースです。別のリハビリ病院から紹介を受けてうちに来たのですが、前の病院では脳梗塞の再発を防ぐプレタールのジェネリック薬(シロスタゾール)を100mg、一日2回飲むように処方されていた。

脳梗塞の後遺症で、言葉を発することに苦労したり、寝ている時に唾液がたくさんたまって時々起きて吐き出さなければならないという状態でした」

 

ジェネリック薬をもともとあった先発薬プレタールに替えると、症状が収まるケースがあると知っていた中坂医師は、患者と相談のうえ、プレタールに変更した。

「処方してから2週間後に再診したのですが、驚きました。別人のようにハキハキとモノを言いますし、寝ている間に唾液がたまることもなくなったというのです。

ジェネリックと先発品では明らかに効果が違う薬がある。医者も患者さんもこのことは意識しておくべきでしょう」

医者が正しいと思って出した薬でも、自分には合わないことがある。そもそも、ずっと同じ薬を飲んでいるのに症状が改善しないということは、その薬があなたには合っていないということ。

「薬を飲んでいるのになかなか治らない」「どうにも調子が悪い」。そう思った時には、医師に「薬の変更」の相談を持ちかけたほうがいい。