山でギンザンマシコに出会うと、テンションが上がります。
大好きなんです、ギンザンマシコ。
マシコという名前は、漢字では「猿子」と書き、「ニホンザルの顔のように赤い」ということに由来するそうです。
野鳥界のスターの赤く派手な容貌は、なにをしていても画になります。
あまり人をおそれない鳥なのですが、僕が好きすぎるあまり、撮影時にはいつも近づきすぎて、すぐに逃げられてしまいます。
もう1枚は、濃霧の日にびしょぬれになりながら見つけたギンザンマシコです。
いつもの可憐な姿とは別人(別鳥?)のようです。
山のすべてを濡らす濃霧の中、ウラジロナナカマドの新芽を食べていました。
濡れてべっちゃべちゃになった姿は、いつもの華やかさはありません。
でも、ギンザンマシコは、僕のめんこ(北海道弁で「えこひいき」の対象のこと)なので、こんな姿でも迫力があって、まるで小さな恐竜のように見えます。
“別人”のギンザンマシコもカッコイイ!と思って撮影しました。