Photo by iStock

「慶應ミスコン」クラファン炎上から見えた、パパ活問題の「本質」

彼女たちは何を求めているのか?

毎年、慶應義塾大学の三田祭で行われる「ミス慶應コンテスト」(以下、慶應ミスコン)と言えば、“女性アナウンサーの登竜門”としても知られる一大イベントだ。歴代のミス慶應には、中野美奈子、青木裕子、竹内由恵ら錚々たる面々が並び、華やかなイメージを持つ。ただ一方で、運営団体の公然わいせつ容疑や集団強姦事件など、度々その不祥事が取り沙汰されてきた。

そんな慶應ミスコンが、今年すでに炎上の様相を見せている。槍玉に挙がっているのは、運営団体がクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に投稿した、ミス慶應コンテストを孤高の祭りにしたい!!!と冠するプロジェクトの内容である。

画像は「CAMPFIRE」プロジェクトサイトより

同プロジェクト内には『学生が主催する「学生ミスコン」は運営も出演者も「ジリ貧」なのが現状です』という言葉と共に、クラウドファンディングの出資金額に応じたリターンが提示されている。一番安いものでは1000円の「ファイナリスト最終イベントに参加できる権利」から、最高額は700万円の「企業向けPR映像制作」まで様々。その中で今回問題となったのは、100万円のリターンの内容だ。

<とにかく頑張ってみろ!応援する!リターンはいらない!というオシャレな方がいらっしゃれば、みんなの運営費に充てさせていただきます。とはいえ、心ばかりのお礼はさせてください。お礼のメールをお送りしたいので、メールアドレスを入力ください。>

これを見た一部のネットユーザーが「具体的なリターンの提示がなく、これではまるで『パパ活』のようだ」などと指摘、炎上に発展しているという。

なぜ慶應ミスコンのクラウドファンディングは炎上してしまったのか――。実は「パパ活」と「クラウドファンディング」の根幹には、非常に似たような性質があるにも関わらず、そこにズレが生じたために炎上に発展したと考えられる。そう分析するのは、著書に『パパ活の社会学』がある坂爪真吾氏だ。