日本一の殺人生物、スズメバチの大疑問に答えます!

日本で唯一人! ハチ大好き芸人の教え
丸沢 丸

◇手などで振り払わない

人間が手を振り払うだけでも、スズメバチからすると、攻撃されたと認識しているかもしれません。

スズメバチも命がかかっているので、攻撃されたら立ち向かってきます。スズメバチが飛び去るまで、騒がずに大人しくしていましょう。

◇スズメバチの餌場に近づく

夏になると、カブトムシ、クワガタムシを目当てに、クヌギやコナラの樹液の出るところに子どもたちが集まります。そういうところには、必ずといってよいほどスズメバチが来ています。特にオオスズメバチは同じ巣の仲間で樹液の出ている餌場を独占し、他の昆虫を追い出します。

 

スズメバチにとっては人間も例外ではなく、人間が餌場に近づくと、針のついている腹部をこちらに向けて威嚇したり、餌場に近づいただけで攻撃されたりすることがあります。

丸沢も、樹液をなめているオオスズメバチの写真を撮るために近づいたところ、スマホに体当たりされた経験があります。

威嚇に気づいたら、すぐにそっとその場を離れましょう。

◇スズメバチの巣に近づく

巣に近づくことが、一番甚大な被害につながる行動です。そして、巣に近づく敵には段階を追った攻撃が加えられます。

・スズメバチの巣ではの入口の門番とは別に、その周辺の数メートルから数十メートルの範囲を偵察バチが飛び回り常にあたりを警戒しています。

・巣に敵が近づくと、まずは数匹で相手の上空を旋回しながら大きな羽音と共にアゴを打ち鳴らして“カチカチ”と威嚇音を発し、巣が近くにあることを警告します。

・それでもかまわず巣に近づいたり、その場にとどまっていたりすると、針からスプレーのように毒を噴射してあたりにふりまきます。その時すでに、巣の中でも毒スプレーは噴射されています。毒には興奮物質が含まれ、その匂いに興奮した巣の蜂たちが飛び出し、毒を吹きつけられた対象に攻撃を加えます。

著者のメガネにスズメバチが! 危険ですので絶対にマネはしないでください

刺されると、刺された箇所からも興奮物質が出て、ますます刺されます。その場から逃げ出しても、スズメバチの興奮は治まらず、数十メートルも追われることがあります。

カチカチ音が聞こえたら要注意です。やはり、すぐにそっとその場を離れましょう。


■本の紹介
超危険! スズメバチLIFE   図解とマンガでわかる最凶生物

 
■著者プロフィール
丸沢丸(まるさわ まる)  スズメバチとルームシェアするハチ毒陽性芸人
1984年、東京都生まれ。東京農業大学卒業。お笑いコンビ「 かにゃ」の片割れ。スズメバチ飼育が趣味で、大学でスズメバチを研究し、スズメバチに対する専門的な知識をもつ。堺雅人さんのモノマネを得意とし、NHK Eテレ『高校講座 生物基礎』(2014~18年)にレギュラー出演したほか、テレビ、ラジオなどで活躍中。YouTube動画、『丸沢丸のスズメバチ日記』が200万回再生突破!

関連記事