日本一の殺人生物、スズメバチの大疑問に答えます!

日本で唯一人! ハチ大好き芸人の教え
丸沢 丸

Q スズメバチのハチミツっておいしいの?

A 残念! スズメバチからはハチミツが採れません。蜂蜜が採れるのはミツバチだけです。

◇スズメバチの幼虫は肉食

スズメバチに関する質問で多いのが、「スズメバチのハチミツっておいしいの?」というものです。

これ、スズメバチの「勘違い知識」です。
花の蜜を集めてハチミツを作るのはミツバチだけです。ハチミツとはミツバチが体内の酵素と花の蜜を混ぜることでできる特別な液体。スズメバチには作ることができないのです。

それでは、スズメバチは何を食べているのでしょう?

 

実は、幼虫と成虫で食べるものが違うんです。
簡単に言っちゃうと幼虫は肉を、成虫はジュースを飲んでいます。

スズメバチの働き蜂は他の昆虫などを狩り、肉食の幼虫のためにさまざまな肉を集めて肉団子にして巣に持ち帰り、幼虫に与えます。昆虫の肉の他、動物や魚の死骸や人間が出す生ゴミ(刺身など)にも寄ってきて、肉を集めます。

一方、成虫の胸と腹の間にご注目。くびれがものすごく細いですよね。これだけ細いと内臓もものすごく細いので、固形物は通りません。液体しか消化できないのです。

鋭く尖った成虫の大顎は、狩りや獲物を噛み砕いたりちぎったりするためなどに使うもので、自分の食べるものを咀嚼するためには使われません。

ではどうやって栄養を得るかというと、エサをもらった幼虫がお返しに栄養の多く含まれた液を口から出し、成虫はそれをなめとります。この液が成虫の主な栄養源。一日に100キロメートル飛ぶために必要なエネルギーを生み出す原動力となるのです。

他にも、樹液、花の蜜、ミツバチから奪ったハチミツ、傷ついたり熟したりしたカキやブドウなどの果物を舐めとっています。

時には働き蜂が缶ジュースなどに寄ってくることもあります。みなさん、ジュースの飲み残しには注意ですよ。

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