# 韓国

韓国・文在寅、世界中があきれる「無知」と「異常」のヤバすぎる正体

国際法のルールを知らないの?
橋爪 大三郎 プロフィール

国家はなぜ「戦争」するのか

だから、国家にとって、ほかの国家に承認してもらうことは、とても大事である。

たとえば、中華人民共和国は、建国からしばらくのあいだ、なかなか各国に承認されなかった。イギリスが早めに承認してくれたので、助かった。

国家と国家は、承認しない→承認する→国交を結ぶ(外交代表部をおく)→基本条約を結ぶ→同盟を結ぶ、の順番で関係が深まっていく。

逆に対立が深まると、戦争になる。

〔photo〕iStock

国家は、しばしば紛争を起こす。領土をめぐる領土紛争。国境をめぐる国境紛争。貿易紛争。昔は王位継承戦争や、宗教戦争などもあった。国家は、軍事力をそなえている。交戦権があるので、戦争ができる。

戦争は、破壊である。人員や兵器、社会インフラを破壊する。いつまでも破壊を続けるわけには行かない。停戦し、そのあと平和条約を結ぶ。平和条約は、戦争のピリオドであって、戦争のあとの国際秩序の土台となる。

 

世界はこれまで、数多くの戦争を経てきた。そのたびに、平和条約を結んだ。それでもまた戦争になった。

平和条約を結ぶのは、戦争の原因となった、紛争を解決するためである。そこで、平和条約には、国境がどこにあるか(両国が国境を接している場合)、賠償金をいくらにするか(敗戦国が戦勝国に支払う)、そのほかの紛争の解決策、を書き込んでおく。

そして、この条約に書いてあること以外、相手国に請求すべきことはありません、ともはっきり書いておく。さもなければ、平和条約の役に立たないからである。平和条約は、戦争の勝負がついてすぐ結ぶ、降伏条約とは違うことに注意しよう。

平和条約を固く守ることは、調印した国々の義務である平和条約を守らないことは、即、戦争を意味する平和条約は、重い。平和条約は、平和の基礎であることを、よくよく理解しなければならない。