〔PHOTO〕Gettyimages

ドラッグストア業界「大再編」へ…! コンビニが戦慄するその中身

マツキヨ・ココカラ経営統合の意味

これまで各社の独自色が強かったドラッグストア業界に、経営統合で規模拡大を目指す動きが出てきた。コンビニと比較すると市場規模はまだ小さいが、再編の結果次第では、コンビニを脅かす業態に成長する可能性もある。

〔PHOTO〕Gettyimages

ココカラファイン争奪戦

ドラッグストア業界における再編劇の主役となっているのが業界7位のココカラファインである。ココカラは2019年4月、業界5位のマツモトキヨシホールディングスと資本提携に関する協議を開始すると発表したが、業界6位のスギホールディングスがこれに待ったをかけた。スギはココカラとの経営統合を正式に打診し、ココカラの争奪戦という状況になった。

両社から求愛されたココカラは、2つのプランについて検討したが、マツキヨとの提携の方がメリットは大きいと判断。8月14日には正式にマツキヨとの協議を開始すると発表している。

ココカラは全国に1354店舗を展開しており2019年3月期の売上高は4005億円、一方、マツキヨの店舗数は1654店舗、売上高は5759億円である。現在、業界トップを走っているのはツルハホールディングスで、店舗数は2082店舗、売上高は7824億円となっている。単純にココカラとマツキヨを合算すれば、店舗数、売上高ともにツルハを大きく上回り、業界トップに躍り出る。

 

今回の経営統合が実現した場合、ドラッグストア業界における大型再編の号砲となる可能性が高い。その理由は、ドラッグストアが規模の拡大を目指して本格的に動き出した場合、小売業界の雄であるコンビニを追撃できる可能性が見えてきたからである。

これまでコンビニとドラッグストアには、市場規模で大きな差があった。だが、市場が飽和しつつあるコンビニに対して、ドラッグストア市場は成長が続いており、2018年には7兆円を突破。このペースでの成長が続けば10兆円市場であるコンビニに追いつくことも十分に考えられる。